処女膜は膜じゃありません

処女膜って聞いたことありますでしょうか?

女性の膣内にある膜?初めてセックスをすると破れて出血する?処女膜の有無で処女であることがわかる?

など一度は耳にしたことないでしょうか?

実はこれ、全部嘘です。

ちなみに私は、上記全部本当だと思ってました😱お恥ずかしいです…😓

最近いろいろな本を読んで、上記は全部事実でないことがわかり、これって勘違いしてる方多いんじゃないかな?と思ったので、ご紹介することにしました。

え?間違ってたの?と思った方もそうでない方も、読んでいただけたら幸いです。

勘違い①処女膜は膜じゃない

処女膜とは、女性の膣内にあるひだのことです。入口付近にあり、ドーナツのような形や、半月のような形など人によって様々な形をしています。

名前に膜がついているので、勘違いしそうになりますが、膜で膣がふさがれているわけではありません。

膜でふさがれていたら、おりものや生理の経血が外に出てこられないことになります。

まれに本当に膜でふさがれている人もいるようです。(処女膜閉鎖というそうです。)

この場合は、月経がきて初めて発覚することが多く、月経の量が少なかったり、膣内に経血がたまってしまい強い下腹部痛が起こることで判明するようです。

治療には処女膜を切開する手術が必要になります。

勘違いその②処女膜で経験があるかは判断できない

処女膜は、セックスで傷つくことはあっても、なくなることはありません。出産しても残っているそうです。

また、たとえ産婦人科医であったとしても、処女膜の形状をみて、セックスの経験があるかを判断することはできません。

処女膜が貞操の証拠みたいに考えられていることもありますが、完全なる勘違いです。

勘違いその③初めてのセックスでは必ず血が出る

初めてセックスをすると出血することがあるという話、これは本当でもあり、嘘でもあります。出血がある人もない人もいるからです。

処女膜は伸び縮みするようになっていますが、最初は伸縮性が弱く、セックスで傷ついてしまうことがあります。また、処女膜以外の部分が傷ついて出血してしまうこともあります。

もちろん、初めてのセックスでなくても、処女膜が傷つき出血してしまうこともあります。

これが出血の正体で、処女膜が破れたから、処女だから必ず出血するわけではないのです。

タンポンを使用すると処女膜が破れて処女じゃなくなると考えられ、タンポンが敬遠されていた時代もあったそうです。

今も気にされている方がいるかもしれませんが、処女膜は、タンポン程度の太さのもので傷つくことは基本的にないようです。また、処女膜の有無や出血は貞操の証明にはなりませんので、気にされなくて大丈夫です。(まれにですが、処女膜が非常にかたい方もいるそうです。処女膜強靭症というそうで、タンポンの挿入でも強い痛みを感じることがあるそうです。治療には手術が必要になります。)

まとめ

今回は、処女膜についてご紹介しました。

処女膜について勘違いされてる方、多いのかなと思います。私もでした。

セックスの際の出血の有無で処女かどうかは判断できませんし、医者であっても、現代の医学で処女であるかを調べることはできません。

ですので、男性は女性の貞操を疑う必要はありませんし、女性は悩んだり傷ついたりすることはありませんので、どうぞ知識として覚えておいてください。

そして、間違った知識に翻弄されずにパートナーと信頼関係を築いていってもらえたらと思います。

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