生理の勉強っていつしたんだろう?そういえば学校で習ったような?
ナプキンってどうやって使い始めたんだろう?
生理は女性にとって身近なものであるにも関わらず、勉強する機会ってあまりないと思います。学校で習ってもせいぜい数時間、生理用品を手に取って試す機会は皆無だと思います。
そこで、我が家では、オリジナルの生理に関する講座(勉強会)をやってみることにしました。
今回は、その内容について、ご紹介したいと思います。
ご参考になれば幸いです。
生理用品の使い方講座
メンバー
私、子ども、夫
内容
生理の仕組み
まずは生理の仕組みについて説明しました。大まかな流れは以下のとおりです。
- 内性器の子宮、卵巣、卵管、膣の絵を紙に書く(以下、絵を使って説明)
- 卵巣から卵子が飛び出す
- 子宮では赤ちゃんを育てるために血液でふかふかベッドを作っている
- 卵子を卵管がキャッチし、卵管を卵子が進んで行く
- 途中精子と出会うと受精卵となり、赤ちゃんができる
- 精子がないと卵子は死んでしまう
- 受精卵が来ないと子宮で作られたベッドは不要になるので、膣から体の外に出ていく
- この時に出てくる血液が生理
ミニクイズ
話してばかりでは飽きるのでクイズもしました。
- 性器の名前当て
- 生理は何日続く?
- 卵子の寿命は? など
サニタリーショーツの説明
普通のショーツとサニタリーショーツを渡して比べてもらい、どんなところが違うか、考えて答えてもらいました。
ナプキンの説明
軽い日、普通の日、多い日用、ショーツ型ナプキンを準備。実際に手に取って開けたり触ったりしました。
ナプキンのつけ方
ショーツを手に取り、ナプキンを付けてみました。ナプキンの位置、羽の付け方、前後などを確認しました。
ナプキンの捨て方
ナプキンはトイレには流せないこと、処分する人が不快に思わないように包みやトイレットペーパーに包んで丸めて捨てることを説明し、実践しました。
タンポンの説明
タンポンの開け方、入れ方、捨て方を説明し、実際にアプリケーターからタンポンを取り出してみました。
月経カップの説明
月経カップの使い方を説明し、水がどれだけ入るか調べました。
タンポンとナプキンの吸水力の実験
色水を作り、ナプキンとタンポンがどれだけの量を吸収できるか実験しました。
ナプキンの付け心地体験
実際に下着に付けて、どんな履き心地か体験してみました。
結果
理解できたこと
- 血が出ること=生理(月経)であること
- 血は赤ちゃんのためのベッドであること
- 小学生でも生理になること
- 女の子なら生理になること
- 生理用品の使い方
理解できなかったこと
- 生理と妊娠はいまいち結びつかなかった
- 生理の頻度は1か月に1回程度であること(生理はいつもあるものと思っているよう)
夫の感想
- (痔主なので)ナプキン使えるかも?
- いつもこんなことをしていて女性は大変だと改めて思った
まとめ
我が家で行った生理用品の使い方講座の内容は以上になります。一度では忘れてしまうので、年に一回はやりたいと思っています。
今回夫にも参加してもらったのは、子供に生理の知識は女の人だけ持てばいいと思ってほしくなかったからです。
生理って男の人にはタブーってイメージが根強いんじゃないかなと思います。
生理に限らずですが、相手を軽んじたり、からかったり、恥ずかしがったりするのは知識がないからだと思います。
生理がないと人は生まれてこないのだから、男女関係なく正しい知識を持って、家族や友達、パートナーと生理の話もオープンにできたら良いと思います。もちろん、男性が生理を体験することはできませんし、女性でも他の人の生理を体験することはできません。相手の気持ちや症状を完全にわかることはできないけれど、わかろうとすることはできると思うので、そのような人が一人でも増えたら良いと思います。
分かり合いの第一歩として正しい知識を持ってほしいので、できれば男親の方も男の子も、生理の勉強をしていただき、男女ともに生理やナプキン恥ずかしいと思う気持ちをなくしてもらえたらいいと思います。
我が家の事例が参考になれば幸いです。
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