子どもと信頼関係を築くには?

性の話に限ったことではありませんが、子どもが何でも親に相談してくれる関係って理想だと思いませんか?全部話してくれるなくても、「困った時は親に頼れる」と子どもが思っていてくれたらいいと、多くの方が考えているかと思います。

また、多くの保護者の方が、子どもが困っていたら助けてあげたいと思っていると思います。

では、どうしたら何でも相談してくれる関係になれるのか?

必要なのは、親子の信頼関係です。

そのために家庭でできることについて、今回はご紹介したいと思います。

愛情を伝える動作は2つ

信頼関係を築くためには、子どもに愛情を伝える必要があります。「大好きだよ」と伝えるのももちろんOKなのですが、特に大事な動作が2つありますので、ぜひ覚えておいてください。

タッチング

1つ目はタッチングです。

これは、その名のとおりタッチやスキンシップを取ることです。

ハグをしたり手を握ったり頭をなでたり、ただ隣にいるだけでもかまいません。親子でお互いにしたいなと思う時に時間の許す限りタッチングをしてほしいと思います。

ただし、注意点もあります。

  • プライベートゾーンには触らない、触らせない
  • 子どもが嫌がっているのに無理に触らない
  • 親が触るのが苦手であれば無理に触らなくてもOK(そばにいるだけで子どもは安心できます。)
  • タッチングを主にするのは思春期まで。その後はリスニングに重点を置く
  • タッチングは男女関係なく行えばOK

どの程度のタッチングが心地よく感じるかは人によって違うと思います。どちらかが無理をしていてはせっかくの時間が無駄になってしまいますので、互いに心地いいなと思う距離感で接してもらえると良いと思います。

スキンシップが多いと、甘えん坊になるとか、抱き癖がつくとか言われることもあるかもしれません。特に男の子は厳しく育てないと!みたいな考え方もありますが、子どもが大きくなるとなかなかできなくなってしまうと思いますので、子どもが小さいうちに、苦手でなければどんどんタッチングしてほしいなと思います。

甘やかすこととタッチングは全く別物だと思っていただければいいと思います。

リスニング

2つ目はリスニングです。

リスニングなので、話を聞きます。毎日忙しいとは思いますが、子どもが話して来たら、少しでいいので手を止めて話を聞いてほしいと思います。

話を聞く際の注意点は以下のとおりです。

  • 子どもの顔を見て話す
  • 言葉を遮らずに受け止める
  • いきなり否定しない
  • 思春期以降は親の意見はなるべく控える

なかなか難しいと思うのですが、否定を繰り返していると、子どもは段々話をしなくなります。

大人もそうだと思いますが、否定ばかりされていると話す気なくなってきますよね?

もどかしく思うこともあるかもしれませんが、なるべく子どもの話を受け止めるようにしてみてください。

兄弟がいる場合は特別扱いが必要

兄弟がいる場合は、愛情表現にちょっとしたこつがあります。

それは、「特別扱い」です。

子どもは平等に育てないと!と思っている方も多いと思います。

それは正しいのですが、子どもが親の愛情をより強く感じるのは、特別扱いをされた時です。大人でもそうだと思いますが、「みんな頑張った」と言われるより、「あなた頑張ったね」と言われる方がうれしく感じませんか?

子どもも一緒です。

「〇〇は頑張ってるね」、「今日はあなただけ特別」、「(兄弟には)秘密だよ」などと言われると、自分は特別愛されてるんだなと子どもは感じることができます。

ここで大切なのは、特別扱いの時間を兄弟平等に持つことです。

特別扱いが大事といったり平等が大事といったりややこしいですが、要は子ども一人一人と過ごす時間を作ってほしいということです。

兄弟の数だけ時間も手間もかかってしまいますが、短い時間でかまいませんので、親子の信頼関係を築くためにぜひ挑戦してほしいと思います。

なお、他の兄弟がやきもちを焼くと思いますので、見えないところでこっそりとやることが重要です!

何だか何股もかけているよう遊び人のようですが(笑)、子どものためだと思って平等に特別扱いをしてください👍

子どもの成長に伴い愛情表現を変える

タッチングとリスニングについて説明しましたが、いつまでも同じ調子で続けることはできません。

具体的には、子どもが小さいうちはタッチングをメイン→思春期以降はリスニングをメインにします。

思春期以降は、徐々に子どもを大人として扱っていく必要が出てきます。大人同士あまりべたべたスキンシップをすることは少ないと思いますので、タッチングをしてもいいとは思うのですが、頻度や程度は控えめにするのが良いと思います。

そして、大人として尊重していることを子どもに示すために、子どもの意見を尊重しながらリスニングをします。

「親は話を聞いてくれる!」と子どもが思ってくれることで、何かあった時に相談しやすい雰囲気ができると思います。

親に頼れない子どもが頼るのは?

親に頼れない場合、子どもが頼る先はどこでしょう?

友人?先輩?もあるかもしれませんが、

まずはインターネットではないでしょうか?

インターネットには、残念ながら間違った情報が溢れかえっています。

そして、調べようと思ったことしか出てきません。

膨大な情報から子どもが正しい情報を取捨選択できるとは到底思えませんし、同年代の友人から正しい知識提供されること残念ながら期待できないと思います😱

そうなった場合、誤った知識で自分や他人を傷つけることがないことを祈るしかなくなってしまいます😱

まとめ

ありきたりな内容かもしれませんが、覚えておいていただきたい大切なことを今回ご紹介しました。

まとめると以下のとおりです。

  1. 何でも相談できる親子関係には信頼関係が必要
  2. 信頼関係を築くには愛情を伝えることが重要
  3. 愛情を伝えるにはタッチング、リスニングの2つが有効
  4. 子どもの成長に合わせてタッチング→リスニングにシフトしていく
  5. 兄弟がいる場合は、一人一人と過ごす時間を持つことが大切

私は特にリスニングが苦手です😥

つい口出ししたり否定したりしそうになります。(してしまうこともあります…)

間違う度に子どもに謝って、また間違っての繰り返しです。

間違ってもいいと思うので、ぜひタッチングとリスニングを日常に取り入れていただけたらと思います。そういった親の姿勢はきっと子どもに伝わると思います。

そして、子どもに相談された時に正しい知識を持って力になれるように、知識のアップデートを日常的に行っておいてください。

昔の常識は今の非常識かもしれません。また、自分が信じてきたことが実は何の根拠もない話かもしれません。

子どもに聞かれたことで、自信がないことや曖昧な知識については、これって本当にあってるかな?根拠は何だっけ?と考えて、できる限りで構いませんので、改めて調べていただくと良いと思います。

または、親が困った時に頼れる、信頼できる相手やツールを確保しておくのでもいいと思います。具体的には、医療機関や公的支援、書籍、情報が正しいと思われるWebページなどを調べておくといいと思います。

このブログでも情報を配信していきたいと思いますので、よろしければご覧ください。誰かのお役に少しでも立てれば幸いです。

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